合格実績
当コースの講師は、美術留学を本気で考える皆さんの強力なサポーターです。
生徒が本気で目指したい!と願う学校への受験を国を問わず応援してきた結果、
2002年より 19カ国 / 100校以上の合格実績を残してきました。
講師がレールを敷くような方法ではなく、あなたのやりたい!を応援します。
合格校リスト
イギリス
キャンバーウェルカレッジオブアーツ Camberwell College of Arts
セントラル・セイント・マーティンズ Central Saint Martins College of Art and Design
チェルシー・カレッジ・オブ・アートアンドデザイン Chelsea College of Art and Design
ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション London College of Fashion
ロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーション London College of Communication
ウィンブルドン・カレッジ・オブ・アート Wimbledon College of Art
アメリカ
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ケンドール美術大学 Kendall College of Art and Design of Ferris University
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カレッジ・フォー・クリエイティブ・スタディズ・デトロイト College for Creative Studies Detroit
カナダ
ベルギー
オランダ
フィンランド
スウェーデン
ノルウェー
チェコスロバキア
ポーランド
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ポズナン芸術大学 University of the Arts Poznan
フランス
イタリア
ジャマイカ
台湾
韓国
中国
オーストラリア
オーストリア
ドイツ
合格体験記
「小手先ではない実力をつけること」
M.Y さん イギリス ロンドン芸術大学(UAL) Graduate Diploma Interior Design
他合格校:キングストン大学 Kingston School of Art, Interior Design BA (Hons) 、ボンマス芸術大学 Art University Bournemouth, BA (Hons) Interior Architecture and Design
文系の大学を卒業後、社会人生活7年目の際に海外美大への留学を決意し、5月から土日クラスと土曜の人物クロッキー会に参加していました。クラスには様々な年齢・バックグラウンド・専攻の異なる生徒がいます。一見異なる専攻の人と一緒に授業を受けるのは効率的ではない気がする方もいるかもしれませんが、同じ課題でも全く別のアプローチで作品が作られる点が面白く、自身の制作の刺激にもなりました。先生方は、私達の作品を否定したり意見を押し付けるのではなく、「何を作りたいか、なぜ興味を持ったか」等丁寧に聞いてくれた上で的確なアドバイスをして下さり、アートがより一層好きになりましたし、もっと良い作品を作れるようになりたいと毎週ワクワクしながら通っていました。
11月には無事出願でき、受験した大学からは全て合格を頂くことが出来ました。イギリスは特にプロセスを重視するのですが、面接時にはどの学校からもリサーチや制作プロセスを褒めて頂き自信にもなりました。これらは日曜の共通課題で教えて頂いたことで、制作時の思考のプロセスや、手の動かし方、アイデアが浮かばないときに何をするか、色や形のバランスの考え方等、どの専攻にも必要となる基礎、且つ非常に重要な点を多く学ぶことが出来たと思います。また、クラスメイトと励まし合ったり、有益な情報を交換できること、OBOGのポートフォリオを参考にしたり、夏には直接話を伺える機会もあったことで、モチベーションの維持や不安を解消することが出来ました。卒業後もこのコネクションがあるのは本当に心強いです。
留学コースでの学びは非常に多く、この基礎力がなければ留学後一層苦労したと思います。大学に受かることがゴールではなく、入学後自分自身が何をしていきたいのか、そのために何が必要なのか、「ポートフォリオを作成する」以上のことをここで学ぶことが出来ました。
1年前には想像もできなかった”今”を導いて下さった創形の先生方には、心から感謝しています。本当にありがとうございました。イギリスでも頑張ります!
「作り始める一歩」
H.C さん アメリカ CalArts (California Institute of the Arts) Merit Scholarships、Access Grants取得
他合格校:カナダ Sheridan College 、フランス Gobelins School
以前から漠然と海外の美大に行きたいと思っていた私にとって、先輩に紹介されて高校2年生の時に創形に通い始めたのは大きな転機でした。
自由な思考と制作、そしてそれを裏付けるリサーチの深さと構想の確実さ。様々な作風や背景を持つ他の生徒にかこまれ、毎週課題に取り組む環境は「ものを作る」のに必要な事を私の中にしっかり定着させてくれました。 また授業に留まらず、多くの先輩のポートフォリオや作品を自由に見ることが出来る恵まれた環境のおかげで、高三になる頃には自分が何をしたいのか、何を作りたいのかがはっきりわかってきました。
ポートフォリオ準備のため取り出し授業に移ってからは、同じ専攻を志す仲間が多くいたこともあり、本当に楽しく充実した時間を過ごすことができました。
受験を通して、自分ととことん向き合うことを求められるのは、とても辛くもありますが、それ以上に多くを得られるまたとない経験です。それを乗り越えられたのはひとえに創形の先生方やOB、生徒の仲間が側にいてくれたからです。二年近くもの間、本当にありがとうござ いました。
「海外へ留学する前の重要なステップ」
S.Y さん イギリス ロンドン大学 Goldsmiths
他合格校:ロンドン芸術大学 Camberwell college of Design
海外留学を決意したのは、社会人として働いているなか、とある海外アーティストに強い影響を受け、自分も表現者になりたいという思いが芽生え始めたときでした。入学当初は、漠然と何かを作りたいと思いつつも、実際に何をしたら良いのかわからず、美術経験ゼロでのスタートでした。
はじめは、基礎的なドローイングや色彩を学びながら、ペインティング、スカルプチャーなどジャンルの異なる課題を与えられ、様々な表現方法を自らの手で見つけにいく楽しさがありました。また、海外のポートフォリオでは明確なコンセプト作りが大事であるのに対し、自らの考えを人に伝わるように変換していく作業が苦手だった私にとって、その都度、先生と相談していくことで克服していき、それが大学の面接の際にも大変役に立ちました。
授業以外にも留学経験者や海外美大の先生とのセッションが開かれ、日本との文化や授業面でのギャップを知ることができます。渡航する前にメンタル的な準備においても良い機会となりました。
このコースで学ぶことは、海外留学への準備だけでなく、アーティストとしてスタートラインに立つ、重要なステップだと思います。そのステップを、モチベーション高く、制作し続けることは簡単ではありません。1年間を通して、海外経験の豊富な先生方とともにポートフォリオ作りに専念できる、とても貴重な場でした。
「キャリアをポジティブに拡げていく」
Y. A さん イギリス Royal College of Art (RCA) Graduate Diploma
他合格校:キングストン大学 Kingston School of Art, Graduate Diploma
今後のキャリアをポジティブに拡げていくために、海外美術大学でデザイン領域を学ぶことを志した自分は、創形美術学校の海外美術留学準備コース(留学コース)に入学後、平日は社会人として働きつつ、土日は学校で過ごす生活を約10ヶ月ほど過ごしました。
私大文系卒で美大バックグランドは無く、どちらかというと体育会寄りのライフスタイルを続けてきた私のデザイン/美術スキルは皆無で、入学当初は不安が9割を上回る状況だったのが正直なところ。
ただ、講師の皆様はそんな自分にも一から向き合ってくださり、最終的に第一志望校/コースに合格するまでしっかりとサポートをしてくれました。
スタート時のスキルレベルは忖度なしに最低レベルであった自分でも合格まで引き上げてくれた講師陣なので、この体験記を読んで悩んでいる方でも、やる気さえあれば志望校合格を実現できると素直に思っています。
留学コースに通って良かったと思っているポイントは大きく2つ。
1つ目は、「取り組む課題/授業内容の幅広さ」です。
美大バックグラウンドが無い自分にとって、デッサン、ドローイング、カラー、立体など、毎週異なる領域の課題に取り組む機会は基礎力をつけるにあたって、かなり勉強になりました。人によっては、この毎週の課題に取り組み作品を制作することが、そのままポートフォリオ制作に繋がるので、かなりありがたい機会だなと感じています。
2つ目は、「他の生徒たちの作品に触れる機会」です。
毎週の授業の最後には全生徒の作品の講評の時間があるのですが、多様な領域の課題に向き合い、自分なりの答え(アウトプット)を出した後で、他の生徒がどういう思考を経て、どういう答えを出したのかを知れるこの時間は、自分の引き出しを増やすための大事な時間だったと感じています。自分からは産めない発想に出会い、嫉妬しながらも吸収できるこの時間は、参加する全員にとって有意義な時間になると感じています。
この他にも、もちろん志望校の受験に向けたポートフォリオ制作サポートなどもしてくださいますし、通って良かったと思っているポイントはたくさんありました。
ただ単に志望校に合格するための準備コースとしてだけでなく、その後の自分の成長に向けても学びの多い機会がたくさんあるので、それぞれが描く理想の道を実現するために、うまく活用することを卒業生としてリコメンドします。
「後悔しない選択」
N.M さん ノルウェー ベルゲン大学 The University of Bergen
中学校以来全く鉛筆や絵の具に触れてこなかった僕がデザインを学ぶことを決めたのは、大学3年生で就活を始めた頃でした。就活中、自分の興味がそのとき見ていた職業とはまったく違う、デザインであることに気づいてしまったのです。
そして、卒業後は海外大学でデザインを学びたいと決めた僕は、海外美術留学という未知の試験をパスするのに必要な技術・経験・情報を求めて創形の海外留学コースに通い始めました。それがちょうど課題提出の1年前です。
しかし、自分が選んだ国は未だ創形からも卒業生がいなかったノルウェー。もちろん一筋縄にはいかない道でした。試行錯誤する日々でしたが、難解な課題にも創形の先生方が様々な視点からアドバイスをして下さったおかげで、気づけば無事乗り越えることができました。
創形の良いところは、講師のバックグラウンドや生徒の志望校が多様な点、授業がフレキシブルで自分の目的に合わせて活用しやすい点だと思います。すべてを一人でやろうとせずに創形のサポートを受けながら準備を進めたことで、より確実に夢に近づけたのだなと自分の選択と先生方に感謝しています。
「説得力のある作品とは何か」
T.N さん オーストリア ウィーン美術アカデミー Akademie der bildenden Künste Wien
他合格校:ドイツ ハンブルグ美術大学 Hochschule für bildende Künste Hamburg
ぼくは都立総合芸術高校に通っていて、周囲が皆芸大を目指すという環境だったので、自ずとぼくも東京藝術大学の油画専攻の受験を考えていました。しかし、2019年のあいちトリエンナーレの「表現の不自由展」騒動で、日本におけるアートの受容のされ方や、表現そのもののあり方、芸大を中心とする美術業界のねじれに違和感をより一層強く感じるようになり、嫌でも日本を出なければならないと考えるようになりました。
コロナの影響で、高校卒業後すぐに現地に行くことは叶わず、日本からオンライン受験という形で受験準備を進めました。
いちばん大変だったのは、なんといっても情報収集でした。連日いろんな大学のHPを見てはDeepL翻訳にかけ…。ドイツ語圏美大での経験が豊富な創形、海外美術留学準備コースの先生方から、美大受験に係る情報やその探し方などを教わることができたのは本当に助かりました。また、日本にいながらドイツ語学習のモチベーションを保つこともたいへん難しかったです。
受験がおわった今、感じることは、説得力のある作品とは何かということです。たとえば、○○という意図で作品を作ろう!と反復して数多の作品を制作していくと、手が慣れてきて作品のクオリティが上がります。これをよく言えば説得力、悪く言えば新鮮さが欠けていく、と言えるのではないかと思います。そしてこの苦境は美大受験のみならず、作家として作品を作っていく時にもぶつかる壁でしょう。
日本の美大受験では、「受かる画」を描かなければならないのに対し、ドイツ語圏美大の受験は、普段の自分の作品制作を大学に評価してもらうという形式なので、これからの人生で求められることをそのまま受験にぶつけることができます。ですから、落ちるにせよ受かるにせよ、歪んでいない素直な評価を受験で下してくれるのは、素晴らしいなと感じています。
創形の先生方には1年ほどたいへんお世話になりました。本当にありがとうございました。