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48 HOUR FILM!!

こんにちは!Tです。学期末まであと3週間を切りました!!日本列島に(精神的に)ちょっとずつ近づいています!!!

…して今回は、先日の更新でちらっと書いた恒例行事、”48 hour film”についてレポートしたいと思います。

これはですね、その名の通り、48時間でフィルムを作るという、冗談みたいなイベントなんですよ(笑)

金曜の夜中12時にその年のテーマが発表された瞬間からスタートで、日曜の夜中12時までに提出となります。テーマはみんなひとりずつ希望を書いた紙をシャッフルしてひとつ選ばれます。今年のテーマは”ロボット”あのディズニーの新作とやや縁のある?お題となりました。

で、私は5人グループのひとりとして参加することにしました。ちなみにこれ、形式上は有志のイベントなので絶対参加というわけではないのですが、時期が近づいてくると先生や先輩が話題にしだすわけですよ、良い経験になるから是非とも参加したほうが良いよって。ピアプレッシャーってやつですよね、いややりませんとは言いづらい。それに先生によってはその週の課題を軽くしてくれたりもしたんですよ!(してくれなかった先生もいましたけど) 終わって喉元過ぎた今では、良い経験になったと頷けますが、長い長い2日間でした。。。



00:00 テーマを聞いてから私たちはまず企画会議ということで友達の部屋に移動して、ロボットというテーマで思いつく簡単なストーリーを挙げていきました。正直この時間わたしにとってはなかなか辛かった(汗)というのはまず5人でひとつのストーリーを決めるのは至難の技ですし、まして言葉の乏しい私は発言するのも一苦労ですしそれを理解する相手も一苦労でしょうし。

04:00 とはいえ会議は割と順調に進みまして、なんとかまとまったストーリーが完成。じゃあ作業開始ということで、2人がストーリーボード、もう2人がキャラクターデザイン、そして私は背景兼ほかの作業の助っ人と分担を決めてそれぞれ作業場にそのまま直行。

06:00 担当だった背景のレイアウト終了。これはアニメーションを描く際の位置決定に必要な画なのですぐにメンバーの子たちに送信して、一応そこで一段落ついたので仮眠を取りに寮に戻りました。朝日がまぶしかったですね(笑)

10:00 液タブのあるラボに5人で陣取り。キャラクターデザインも決まったのでアニマティックに取りかかります。(※アニマティックというのは、こちらで覚えた言葉なので日本でどういうのかよく分からないのですが、私の解釈では本番のアニメーションの大まかなタイミングを押さえたカクカクアニメを指します)私はおじいさんのシーンを担当してました。

15:00 ご飯休憩。ところで学校の食堂が週末は容赦なく16時に閉まってしまうので、うっかりしてよく食いっぱぐれてます。で、つかの間ラボから抜け出して、窓のある食堂で目を休めながら進度を確認し合ったら、この調子でいけば意外と余裕でいけそうじゃね?と前向きな結論が出たんですよ。これ今日中(土曜)にアニメーション完成できるね、なんて。あとでこの見積もりがいかに甘かったか存分に思い知ることになるとは知りもせずに、少し作業に慣れてきたのもあって駄弁りながらそのまま作業を続行。

25:00 それからラボに籠り続けて、ついにおじいさんシーンすべての行程が完成。着彩に思ったよりも時間がかかり結局深夜にはなりましたが、割と単純なシーンだったこともあり、グループの中で最初に仕上がったのでとりあえず寮に戻って一寝入り。

34:00 やや寝過ぎたので慌ててラボに戻ってみると、一人座ったまま寝ているだけであと皆一旦休憩に出た様子。進行具合をみてみると、あれ?まだ動画が終わってないシーンがほとんど。。。絵柄がズレないかとためらいつつも、とにかく終わらせることが大事だということで手伝っていきました。しかし今思えば、あの短かったおじいさんシーンだけで丸一日かかっていたという時点で気づくべきだったんですよ、クリーンアップと着彩はかなり手間がかかるということを。それから午後いっぱい、5人総動員でクリーンアップと着彩を仕上げていっていたのですが、

43:00 なんと一人が寝不足でダウン。ごめんねごめんねと言いながらその子が残していったファイルを開いてみて、嫌な汗が吹き出しました(笑)その子デザインがものすごく上手いんですけど、アニメーションが苦手だと自分で言ってまして、絵はきれいなんですけど時間がかかるみたいで、実際作業量でいったら半分も終わってなかったということが発覚しまして(汗)この最後の数時間が一番大変でした。。。手が空いた子たちで仕事を分け合って一気に描いて3時間、

46:00 なんとかすべてのシーンが仕上がりました。でも完成させるにはまだ最後の行程、レンダリングが待っています。After Effectsという映像ソフトで、それぞれのシーンをひとつにつなげるわけです。そして同時並行で音楽科の学生さんに頼んでいたサウンドエフェクトと音楽があがってきたのでそれもあわせてレンダリング…

48:00 しようとしたのですがこういうときに限ってなぜか上手くいかないもので、色々試していたら12時を過ぎてしまいました。もっとも厳密に12時きっかりに締め切りというわけではないので、48(ish) filmになりましたが、なんとかレンダリング終了、長い長い二日間が終了しました。

そうして仕上がった作品は運営の先輩がひとつにまとめてくれて、翌週土曜日の夜にスクリーニングパーティで一気に公開されます。合計3時間ほどになるのですが、さすがアメリカ人というか、ものすごい盛り上がります。

私たちのグループは割と生真面目にストーリーを組み立てていたのですが、多くは1分以下のwierdなジョークだったりするので、10秒おきにドッと笑いがわき起こる感じですごく楽しかったです。それに作品自体のクオリティもさすが高くて、これ2日で作ったのかよ!と圧倒される作品だらけでした。

特に印象に残ったものとしては、トニコさんという、あの『crayon dragon』を作った伝説的先輩の作品が例によってものすごいクオリティでした。もう卒業されているんですけれど、イベントがあると何気にいつも参加されてるみたいです。


それから今回は、フランスのアニメーション大学ゴブリンと提携したイベントだったので、フランス語の作品もいくつかあって、それはそれでまた雰囲気が違ってかっこよかったです。たぶんVimeoなどに上がっている作品もあると思うので興味があればさがしてみてください。

クタクタにはなりましたが終ってみるとやっぱり参加して良かったですね。初めて一応完結した短編を生み出したということもそうですが、アイデア段階から完成までの行程を経験できたというのが、これから自分でひとつのフィルムを作っていく事を考えると大変良い練習になったと思います。それにグループで出来たのも楽しかったですし、どうしたら潤滑に進められるかということの良い勉強にもなりました。

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