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良薬は口に苦し

こんにちは、Tです。そういえば今日は、ポートフォリオデー?だったらしく、重そうなデッカいファイルを持った人たちがメインエントランスの前に長蛇の列を作っていました。

それを見て初心に帰りつつ、今日はカラー&デザインの授業について書きたいと思います。

火曜日朝イチに開かれるこのクラス、なかなかハードなんですよ。何がハードかというと先生がかなりストイックで、遅刻厳禁、課題忘れ厳禁、道具忘れ厳禁、手抜き厳禁で。こう並べてみると当たり前のことなんですけど笑、こっちの先生は大抵そういうことに甘いので、油断してるとかなりきつく怒られます。しかしそれよりも何が一番怖いかと言うと、講評がストイックで…。「カルアーツの生徒の作品としては受け入れがたいわ。どっかのベッドカバーに描いてある絵っていうならありえそうだけど。」なんて言い放たれた日にはもう泣き人が続出で、先週は荒れました(汗)

でも、実はすごく良い先生なんです。

キャットという愛称で親しまれている30代の女性で、今現在ディズニーで働きつつここでも教えているもの凄い猛者なのですけど、さらに驚くべきことに、彼女もとはイラン出身の外国人なんです。

カルアーツ卒業生なので大先輩でもあるのですが、入った当初は本当に英語が出来なくて、教授の言ってる事もよく分からないもんだから授業を録音していたとまでおっしゃってました。

嘘つけぇ!!と、彼女の普通にネイティブな英語を聞くと信じがたいのですが、きっと想像もつかないような努力と苦労をされたんだろうなぁと。恐れ入ると同時に励まされる存在です。

それで、授業の内容ですが、シラバスにある概要をまとめると、 ”デザインにおける線、形、そして色の重要性とバランスを理解し、良い構図のカットやコンセプトアートを作れるセンスを学ぶ”という感じです。

白の時代、黒の時代、赤の時代と3つの期間に区切られていて、先週白の時代が終わったところです。授業はハードで課題もたくさん出ますが、やることはとても面白くて勉強になります。

たとえば音楽を聴きながら目を閉じて感性にまかせて線を引き、出来上がったクシャクシャの線の中からキャラクターを見つけだすというもの。自由な線と固定観念に縛られないキャラクターの作り方の練習ですね。

それから極力線を使わずに人物を描くというのもありました。違う年齢、違う国籍の4人を、形とコントラストに注意しながら、赤と黒と白で作り上げるもの。

キャラクターデザインでいえば、四角、丸、三角といった単純な形がメインになるキャラクターも描きました。身体が逆三角とか顔が四角とか、とにかくぱっと見で形が分かるデザインの練習でした。

こっちのアニメーションだとそういうデザイン多いですからね、たとえば『カールおじさんの空飛ぶ家』のカールおじさんとかなんか見るからに四角で。

そしていま私を悩ませている課題は、奥行きを意識した構図の練習です。赤ずきんとオオカミの物語で2つの絵を仕上げるのですが、ひとつは夜の森、もうひとつは夕暮れの路地を舞台にすることになってます。

近景、中近景、遠景を意識していくのですが、面白いのが近景を飛び出させるんですよ、紙を切って絵の上にちょっとフワつかせて貼付けて。これは確かに奥行きの勉強になるなと。

アイデアを決める段階で2日くらい費やして苦労していますが、これのために映画などの構図のリサーチもしてみて、構図の捉え方が変わった気がします。

彼女の授業でいいなと思うのは、目的が明確に絞られていることです。たとえば色。今のところ白黒と赤しかまだ使う事を許されていないのですが、これがとてもやりやすいんですよ。コントラストがつけやすいですし、遠近感も濃淡で練習できますし。特に私は色彩センスがまだ弱いので、そっちに気を取られずにデザインに集中できて楽です。

かなりストイックなクラスですがそれだけに学ぶものも多く、みんな口を揃えて良いクラスだといってます。いかにもカルアーツのキャラアニメ科らしいクラスです。

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