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るろうの大移動

最終更新: 2018年8月28日


こんにちは、鳥海です。

先週と先々週どばたでまたお世話になりました。授業にいらしてた方、お疲れ様でした。

今このお便りをサンフランシスコ行きの機内の中で書いてます。何でも直前にやる派なので今回の荷造りも昨日の夜追加のスーツケースを買って今朝家を出る一時間前になんとか終えるといった感じでした。一カ所に半年以上定住できない流浪の民はキツいです。

ということで、荷造り繋がりで今回は一ヶ月ほど前の学期末の引っ越しの話をしたいと思います。

今年の引っ越しはね、本当に疲れましたね。

去年は去年で、寮を引き払って一度日本に帰らないといけなかったので、ストレージに荷物を預けたりスーツケースの上に男友達に乗ってもらってやっと鍵を閉めたりそれでも入りきらなかったものは出て行く当日に地元ッ子の友達に頼んで預かってもらったりと色々やりましたが、今年も大変だった。いや、大変度でいえば今年の方が大変だった。

まず、荷物の量がさらに多い。 去年は2人部屋の小さな寮で、キッチンは階で共有のがあるくらいだったので、生活らしい生活は殆ど営まなかったのですが、2年目は仮にも一軒家住まいだったので、立派なキッチンもありましたしガレージもあったから荷物を置く所がいっぱいありました。すると当然一年かけて物がどんどん増えるわけで、引き払う頃になってその量の多さに愕然としました。

今年は机とか家具類も最低限自分たちで用意しないといけなかったからそれも解体しないといけない。プラス去年から引き継ぎの大箱3つ4つに加えて、今年新しく買った服だの本だのでさらに2箱ぐらい。それをなんとか共同のストレージに入れてもらって安心するのも束の間、物が片付いたら今度は家全体の大掃除をしないといけません。

これが凄まじくて…、ここには敢えて書くのを避けてましたが、うちの家、元々6人女子で借りた家、恥を忍んで書きますが、大ッ変汚かったんです。。。洗面所あたりは物こそ散らかってましたがまあ学生が住んだらこんな感じかなぁというレベル、問題はキッチンです…。前にも言いましたが6人全員アジア系で、国籍でいえば3カ国分入り交じってましたから、使う食材やらソースやらがとにかく多彩。料理はする子としない子どっちもいましたが、しない子ほど実は使った皿を洗わなかったり。そこに加えて2学期目は制作の長い長い修羅場が続きますから、家事をする時間は減るのに皿はなぜか増える一方。結果、湯婆婆もびっくりのお腐れキッチンになりました。

まず眼に飛び込んでくるのはゴミ箱。というかゴミ山です、ゴミ箱から溢れるどころか二倍の高さまで器用にも積み上げてあったんです。ゴミ山の横を見れば、シンクには残飯そのまま流れてるせいで排水口が詰まってまさにヘドロのような水?がシンクに満ちていて、これを3日に一度くらい誰か我慢できなくなった人が抜いていたんですが、千尋の形相で息止めて一気に引き抜くと、ゴポポ・・ポポポ・・と、なんとなくSkypeの回線通った時みたいな音がしてました。そして水が引くと底の方にキラキラ見えてくるのは砂金…ではなく可哀相なフォークとかスプーンとかでしたが。

はい、キッチンの話をしてたら脱線しましたね。ともかく、そんな家を入居当時の姿に戻すのがどれだけの重労働だったかご想像いただけるでしょうか。。。んでもってそれを6人で責任もってやるならまだしも、旅立ちの日にちが違ったりそもそも一人は2学期の初めに休学して国帰ってたりしたせいで実質3人でやんないといけなかったんですよ!!(怒)

だけどキレイにしないと大家に怒られて前払金返してもらえないかも知れないし、荷物の上げ下げとかでボロボロになった身体に鞭打ってなんとか全部屋片付けました。でも戦いは終わりじゃないんです…私はこの引っ越しの本当の戦いを翌日に控えていたのです。

今回私は夏にサンフランシスコでインターンシップをすることになっていたので、じゃあ車もあることだし、LAからSFまで荷物載せてドライブじゃないか!とちょっと前の私は思いつきました。そしたらルームメイトの友達も「私もSF観光してみたい!」と。

おしっ、乗ってけ!と二人一台での縦断ドライブを計画しましたが、二人といっても免許を持ってるのは私だけ。けれど荷物は二人分、それも友達もSFから国に帰るのでデカいスーツケース2つ、そして私は日本に持ち帰るためのスーツケース加えて夏SFでの生活用の荷物諸々をちっさなカローラに積まなくちゃいけなかったのです。

かろうじて一番大きいスーツケース2つがトランクに入る事を前夜中に確認して、あとはもう当日の朝に全部詰め込める事を信じて、何はともあれ運転手は寝ました。なんたって6時間ぶっつづけの長時間運転が控えてるんです、大家に罰金は取られても運転中に睡魔に命を取られるなんて事だけは避けなければ…しかも友達乗ってるし。

翌朝、出発の9時、絶対に寝過ごせないし眠くなっちゃいけないという緊張で眼はガッツリ冴えてました。そして残りの荷物をなんとか全て車に積み込み、箱に入らなかった本は荷物の隙間に裸でギュウギュウ詰めて、ついに引っ越し完了! 全部入りきった時本当にちょっと感動しました。この車に俺という人間を形作るもの全部詰まってる、みたいななんか誇らしい感じが。 SFまでは、別の友達、SF出身の友達の車とそのご両親の車に挟まれてキャラバンみたく旅をしました。運転は私だけだったとはいえ、気の置けない友人と好きな曲を掛けながらの縦断はなかなか楽しかったです。カリフォルニアは大体砂漠ですが、それでも北に上がるにつれて段々景色が変ってきて、最後とうとう辿り着いたサンフランシスコの湾を見た時の感動はひとしおでした。。。

と、学業に関係のない話をまた長々と書いてしまいましたが、最近つくづく思うのは、流浪の民はキツいですね。毎年引っ越しだとか半年置きにスーツケース持って行ったり来たりするのは留学生の性分上しかたないことですが、体力かなり削られるし、毎回旅立ちの度にオセンチになるのは精神的にも疲れるんですよ!どっかひとところでぼーっと一年くらい暮らしたい。

何が言いたいかって、日本をたった2週間で去らなきゃいけないのが寂しいって話です要は。

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